
“決める”か“決めないか”をも、決める時代。
社会は複雑化し、様々な価値観がよしとされる世界。だからこそ、そこに正解はありません。
特に物事を自分で決める必要がある方にとっては、無限の可能性の中から、「何を軸に決めめればいいのか?」という永遠の課題があります。
そして、可能性が溢れる現代に生きる私たちは“決める”ことについてすら、決める必要があります。
一般的には、「何が大事か?」を考え「選択と集中」で、しっかり「決める」ことが大事です。
しかし、経験を積んで来ると、時にはあえて、「決めず」に、「流れるまま」に進んだほうがいい時もあります。
そもそも、「決めるのか?決めないのか?」
もし、「決めるならば、どんなスタイルなのか?」
そして、「どんな軸で決めればいいのか?」
決めるならば、「戦略的によさそうなものを選ぶべきか?それとも、あえて勢いで、エイ!と決めた方がいいのか?」
もちろん、それぞれに、「陰と陽の側面」があります。
そして、そもそも、こんな決めることについて、考えること自体にも陰と陽があります。
小難しい事なんて、考えずに、さっさと、勢いで決めて動けばいい時もあるからです。
ですが、きっと、みなさんがこのインサイトマップのページに辿り着かれたということは、「物事の本質を探究し、本当に、現実に変革を起こしたい」とお考えだからかと思います。
深層心理を可視化し、俯瞰、洞察、統合を導く「インサイトマップ」が、それぞれの皆さんの、より良い「働き方」と「生き方」を選択する一助になれましたら、開発者として、とてもうれしく思います。

私たちは、日々決断の連続です。小さい事から、大きいことまで、たくさんの決めるべきことが溢れています。
そして、小さなことなら、とりあえず決めればいいかというと、経験を積めば積むほど、小さなことの奥にも、本質が隠れていることが分かってきます。
そして、「神は細部に宿る」ことや、小さな出来事が大きく波及する「バタフライ効果」などの感覚が身についてきます。
すると、些細なことにも、深く考えすぎて「意思決定エネルギー」がかかりすぎてしまいます。
すると私たちは、抜本的な変革を起こしたいがあまり、大小すべての決断の時に、深く考えすぎ、何も決まらなくなることもあります。
しかし、安易な決断では、現実が何も変わらないばかりか、ただ闇雲に忙しくなってしまうことも知っています。
では、どうしたらいいのでしょうか?

私たちは、様々な領域の事について、考え、決める必要があります。
まず「人」のことについては、自分や人の深い心理の動きを感じ取る必要があります。
なぜなら、私たちは時に、顕在的に望んでいることと、潜在的に望んでいることが真逆であることが多々あるからです。
だからこそ、浅い領域のみの思考だけして、自分や人の深層心理を考慮しなければ、結局、抜本的な変化は起きません。
インサイトマップを使うと、人の顕在的な「望みと恐れ」のみではなく、潜在的な「望みと恐れ」すらも可視化できます。
だからこそ、人のモチベーションや、組織のマネジメント、顧客の購買動機の形成、自分の真の情熱の源泉、対立状態の交渉、人間関係の向上、コミュニケーションの変革などに通ずる統合的な対策を洞察することができるようになります。
そして、「仕事」のことについては、人々の価値観の変化に伴う社会の流れを読み取ることがとても大切です。
なぜならば、現代では、誰もが気付いているニーズに関する仕事は、すでに世界中の企業や人が参入し競争が激化しているからです。
しかし、社会の流れや、人々のライフスタイルの変化を掴む大切さは分かっているのですが、そればかりに捕らわれると、目の前の仕事が進みません。
そこで、インサイトマップを使うと、社会や人が抱える「矛盾や葛藤」を、根本から理解することができます。
だからこそ、事業のポジショニング、マーケティング戦略、生産性の向上、真に豊かな働き方、組織文化の構築、理念の浸透などに、抜本的な変革を起こすことができるのです。